木曽御岳山
木曽駒ヶ岳
いつも見慣れている木曽駒も裏側から見るとまた違う
木曽路はすべ山の中である・・・藤村の「夜明け前」の書き出しであるが、今もそれは変わらない。
木曽路(中山道)は、東海道と違って水の不便さがなく、西の都から東への旅街道として古代から中世にかけての道であり、平坦な街道から、険しい山道にさしかかる最初の宿場は落合宿。しかしここは岐阜県、木曽路の入り口は「馬籠宿」で、今は岐阜県に合併してしまったが、木曽の馬籠のほうが似合う。峠を越すとそこは「妻籠宿」、私の故郷でもあり、旧中山道である。そこから北へ木曽路はのびる。三留野宿・野尻宿・須原宿・上松宿・福島宿と続く。木曽福島は木曽の中でも最大の街である。さらに宮ノ越宿・薮原宿と続き最後が「奈良井宿」。次いで贄川宿・本山宿・洗馬宿で終わるが、最後の3つは塩尻市である。
木曽は木曽川の脇を、19号線とJR中央西線が南北に走っている。花崗岩の白さと周りの緑が美しく、走っているだけでも飽きないが、少し脇に入ればさらに自然が堪能出来る。冬は厳しいが夏は部天地である。
オオバギボウシやノアジサイが沢山咲いていた。