伊那谷と諏訪盆地(諏訪市・茅野市)を結ぶ道に、「杖突(つえつき)街道」がある。
武田信玄の軍用道路、諏訪側からは杖をつかないと歩けないほどの急な道から
このような名がつけられたのかも知れない。
茅野からの帰りは、高速を使えば30分ほどだが、この峠を走ってみた。
ちょいと出かけるが、浮気も甚だしい。久しぶりだ。峠の茶屋が冬期間休業?
展望台(信州のビューポイントの1つ)も雪で閉鎖になっている。勿体ない。
峠を越すと高遠町、桜で有名だが、現在伊那市と合併。
ここには「絵島生島事件」で知られる「絵島の囲い屋敷」と「お墓」がある。
絵島生島事件の物語は、後で作られたものも多く真相は大奥の権力争い。
死刑を含めて2000人ほどが処罰されたと記されている。
絵島の身柄をあずかった高遠藩は、その扱いに神経を尖らせていたともある。
絵島の墓
「浮き世には また帰らめや武蔵野の
月の光の 蔭も恥ずかし」
絵島が江戸を去るときの詠んだとされる
囲い屋敷
台所
居間
石碑
「物語 まぼろしなりし我が絵島
墓よやかたよ 今うつつな里」 十月亭