信州の四季

信州・伊那谷を中心に四季折々の風景やイベントをupしてます

園原の里

「園原の里」忘れられた秘境の地とも言える。
信州の南端、岐阜県との境にある「下伊那郡阿智村」である。

万葉集源氏物語などにも歌われている園原である。

<帚木(ははきぎ)の心を知らで園原の道にあやなく惑ひぬるかな>
<園原や伏見におふる帚木のありとはみえてあはぬ君かな>


古代から、ここで西から東への旅人が、
難所、神坂(みさか)峠を越した後、足を休めた場所でもある。
武田信玄が戦の途中で病に倒れ、没した地でもある。
歴史の好きな方には訪ねてみる価値がある。




阿智川の水が澄み切って、川底が山の上からも見える。
人家がほとんど無いが、山の上にある建物は、
平安時代伝教大師がここに旅人の救済施設を作ったとされ、
信濃比叡」と名付けられている。

♪コブシ咲く、あの丘北国の・・・
コブシの丘はまだ5分咲きであったが、
クロモジの花が満開。
 コブシ
 クロモジ

ここはまた花桃の里でもあり、温泉施設も多い。
季節には中京方面からも訪れるようになった。
スキー場もあり、ゴンドラも動いており、やがて水芭蕉の群生も楽しめる。


今日のお昼はここで「馬かつ定食」、信州は馬肉をよく食べる。
馬刺身、馬ステーキなどメニューも豊富である。

お隣は「馬籠・妻籠宿」、私の故郷でもある。