信州の四季

信州・伊那谷を中心に四季折々の風景やイベントをupしてます

信州・南木曾

木曽の山の多くは国有林、営林署が管理している。
江戸時代、檜1本盗むと首が飛んだと言われる。

しかし、その保護のため実のなる木が伐採されていく。
山の生態系が変わっていく。

ここは、故郷である南木曽町(なぎそ)の険しい山である。
道も造られているが、一般の車両は通行禁止。
特別許可をもらい管理人に案内されて山へ入る。
狭い危険な急勾配の悪路が続く、Uターンが出来ない。
行き着くとこまで行かざるを得ない。

途中、滝があった。
地元では「男滝」「女滝」と呼んでいるらしいが、
観光地図に載っている南木曾の「男滝・女滝」とは違う。
飲めるほど綺麗な水である。

車を止めて少し歩くが、熊に注意だそうだ。
展望は山ばかし、雨で砂岩が崩れ道をふさぐ。
ようやく展望が少し開けてきた。

「あったぞ!」
案内人が叫んでいる。
幻の花「いわうちわ」である。
日影の山肌に群生するようだが、絶滅に近い。
「いわかがみ」と似ているが色が薄い。


撮影にはロープを体に付けて下りないと危険だ。
ようやく2〜3咲いているのを見つけカメラに収まった。
命がけだ。カメラマンの転落事故を聞くこともあるがうなずける。

近くに咲いていた花、これはバイカオウレン
ご存知の方は教えて下さい。