子供の頃は、山に薪採りに行ったものです。
人様の山? 国の山?
子供が家で使う程度の雑木切りは許していたんだろうか?
当時は何も知らなかったが、叱られた記憶も無い。
檜を切れば首が飛んだかも知れないが・・・
その雑木の中でもほうの木は柔らかくまっすぐで子供でも簡単に倒し
刻むのにも楽であった。
それに軽くて背負ってくるのも重くない。
あまり火力が無いので親には良い顔をしてもらえなかったが。
もう60年以上も前の話である。
今はそのほうの木は伊那ではあまり見られないし、大木も少ない。
ところが尾瀬への道筋には大木のほうの木が多く、
花を咲かせていた。何か懐かしくしばらく立ちすくしてしまった。