全国には桜の名称は数々あれど、そのほとんどは「ソメイヨシノ」。
観賞用に交配された園芸種、確かに豪華で見事であるが、
その歴史は浅い。
その親に当たる「エドヒガン」や「ヒガンしだれ」の中には、
数百年から千年以上の老木で、しかも1本だけ神社や畑、
あるいは個人の庭に残されている。
この中には文化財として天然記念物に指定されている物が多い。
長野県では文化財として指定されてる名桜が120本ほどで全国1位。
2位は福島県で90本というから断トツに多いことになる。
しかもその多くは南信州・伊那地方に集中してます。
武田軍のゆかりの桜が多いせいかも・・・
今、この1本桜が静かなブームになっているようです。
まだあまり知られてなく、三脚で押し合うほどではなく、
ゆっくり観賞できますね。
例年から少し遅れてますが、今見頃の名桜を幾つかUPしてみます。
老木ですので花そのものは豪華ではありませんが、
その歴史や伝説の魅力が、まさに日本人の心を打つのかもしれない。
愛宕神社の江戸彼岸
阿弥陀寺の彼岸枝垂れ
専照寺の彼岸枝垂れ