今、お隣の山梨県と静岡県から、南アルプスを世界遺産にという運動が始まり、長野県の伊那市が中心で申請が計画されだした。
南アルプスは、雨量が多く、動植物の種類が豊富。この自然を世界遺産として残したい。
一方、この山々に「クリーンエネルギー」と「経済効果」をうたい文句に大手商社から、風力発電の設置申請が出されている。数十基の鉄塔が山の稜線に立ち並び景観を損ない、生息する動植物への影響も懸念され、伊那市議会が反対を議決。しかし利権を目の前に世論が真っ二つに割れている。
その伊那谷に聳える南アルプスには3000mクラスの山々が連なる。
農園「蘭ミュージアム・高森」は、その見晴らしも絶景である。
蘭の観賞を堪能し外に出ると、日が裏山に隠れ出した。
夕焼け雲が一直線に反対側の南アルプスに伸びていた。
その先にあるアルプスの峰が赤く染まっている。おとぎの国へ行ったみたいだ。
ここの駐車所も展望台である。左から並ぶ峰と標高
仙丈岳 3033
北岳 3192(富士山に次ぐ2番目)
間の岳 3189
農鳥岳 3026
塩見岳 3047
荒川岳 3141
赤石岳 3170