湖水が氷結して、割れ目から氷がせり上がる現象は、
本州では、諏訪湖しかみられないとも言われる。
この割れ目が、湖畔の両岸にある諏訪大社を結ぶことから
「お神渡り」と呼ばれている。
温暖化で最近は滅多に見られなくなったが、今年は少し見られそうだ。
この現象は、
1度氷結した氷が、収縮して割れ目が出来、ここに水がたまる。
再度、ここが凍って新たな氷が出来、これが左右の氷の膨張で、
はじき出されせり上がる。
この繰り返しが見事なお神渡りを作ると言われる。
温度差のなせる自然の芸術である。
昨日はそのスタートが始まった感じの諏訪湖であった。
これからの冷え込みが期待される。