南信州も彼岸桜やソメイヨシノなどはすでに終わりかけ、
茶色の世界が広がりだしたが・・・
「ヤマザクラ」が元気です。
ヤマザクラとは山に咲く桜という意味ではなく、桜の品種ですね、
日本古来の桜の母と言った感じ。当然自然種ですので野山に咲いてるケースが多い。
個体差があるので早咲は4月初め、遅咲きは5月初旬と昔の人は1か月も花見を楽しんでいたことになる。
特徴は、ソメイヨシノような豪華さがないが、シンプルで優しい感じ。
花と葉が同時展開する。
ところで山桜が母なら、彼岸桜は父に当たる。
自然界には自然交配で産まれた子供が多く桜の種類は多い。
ソメイヨシノは人工交配の最たるものですね。
彼岸桜には何百年から1000年を超す古木が全国に見られまだ咲き誇っていますが、
山桜には古木がほとんどない。寿命が短い?
そうではなく、山桜は木質が良く、建材や木工品に好まれ、大きくなると皆切られてしまうからです。
餅つきの臼は山桜の大木をくりぬいたものですね。
その意味では、彼岸桜は木質が悪く役立たづで切られることが無く長生きしてるということですね。
(^O^)