信州の四季

信州・伊那谷を中心に四季折々の風景やイベントをupしてます

秘境・柿其渓谷

   
南木曽町・読書(よみかき)地区にある「柿其(かきぞれ)渓谷」は、木曽路の中でも最高に美しい。
花崗岩の山地をv字型に浸食して作られた滝あり、淵ありの変化にとんだ絶景が続く。私の故郷でもあるが、当時は交通機関もなくこの歳で始めて訪れてみた。
伊那から1時間30分、最後の駐車場から徒歩で20分くらい。

深い森林を歩くと柿其川に吊り橋が架かっている。

「恋路のつり橋」ロマンティックな名前であるが、看板に5人以上は渡らないように書いてある。幸い一人、渡りかけるとゆりかごのように揺れる。子供の頃は喜んで遊んだものである。



川沿いには木道が造られているが狭くて急である。手荷物は危険、リックを背負っていたので幸い、絶壁を登っていく。足がすくむが、水深数メートルはあるだろう川底がはっきり見えるほど澄んだ水が流れる。

突然、滝が現れる「牛が滝」である。見下ろすと滝壺が周りの緑に染まり吸い込まれそうだ。

今日(7月30日)は好天で日曜なのに、行き帰り10人ほどの環境客しか会わなかった。人里離れたこれぞ秘境の地である。
帰り道に「岩魚」という看板が目に止まった。小屋があり岩魚を焼いて食べさせてくれる。頭から尻尾まで全部食べられる。写真の後はもちろん全部食べた。子供頃食べて以来か? 美味しかった!