信州の川にはほとんどダムがある。
伊那・長谷にある美和ダムは多目的ダムであるが困ったことが生じてる。
100年は大丈夫だと思われていたのが、50年足らずで土砂で埋め尽くされるのである。
今、ダム底の土砂をくみ上げているが、ゴミと同じ持っていく場所がない。
くめどもくめどもつきない。毎年莫大なコストをかけているようだ。
このダム、南アルプス3000mから一気に流れ落ちる三峰川である。
だから土砂の堆積が早いのである。
くみ上げた土砂は大きさに分別して、その処分に頭を悩ませているが、大きなものは埋め立てに、細かな土砂は河川敷に田んぼを作って稲作の試験が始まった。
一方ダムによりせき止められた砂が下流に届かない。
そのために海岸線の砂浜が失われつつあるとも報告されている。
今砂を下流に流す試みがされているらしい。