自家の甥御さんが、
「おじちゃん、食べて・・・」
早速夕飯に一本平らげたが、大きい奴は市場なら一本一万円はする。
今年は松茸が大豊作。
でも味は子供には苦手。
松茸も老茸も子供の頃は裏山に沢山あり、学校帰りにかならず採ってきたものです。
でも味は子供には苦手。
近所の雑貨店であめ玉や鉛筆などと交換したものです。
ネットから拝借
老茸(クロカワ・ろうじ)とは誠に言い得て妙の名である。
人生苦難を重ねて老成した姿こそ、あの色あの形である。
その上あのホロ苦さは、男が歩いた厳しい人生経験の味そのものである。
老茸は、男が酒と共に味わう人生回顧の哀歌であり、女性には所詮わからない味である。
その証しに老茸を買うのは男性に限られると云う。誠に宜(むべ)なるかなである。
食べ方は生姜醤油焼が、一番素朴で男性的で老茸らしい。
藤村の「夜明け前」にも、茶屋の亭主が「老茸でも焼こうか…」と云うシーンがある。
昔から焼老茸が常道であらう。